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Dessin & Sculpture.

デッサン・立体 etc.

鉛筆という画材は素晴らしい画材だと思う。

私の手と一体になって、繊細な力の強弱を感じ取り表現してくれる。モノトーンなのに、無限の色が見える。そして赤や青にさえ見える時もある。

繊細な線は美しく、黒々とした無骨でぶかっこうな線も味がある。数ある画材の中からどれが一番か挙げるとしたら、私は「鉛筆」と答えるかもしれない。

​ここにある彫刻は、大理石やブロンズなどの彫刻作品ではなく(そもそも私には作れないのだが・・・)、小さな木材を彫った「木彫り」や粘土、発泡スチロールを使ったいわゆる造形作品だ。木彫りを始めたきっかけは、木を描いているときにふと「この絵の中の木を立体にしたい!」と単純に思ったから。もともと絵だって自分の頭の中の世界を2Dに表現したものなのだから、それをさらに3Dにしたくなるのは自然の流れなのだ。そして切り倒され一度生命を失った「木」が再び「木」に生まれ変わって欲しかった。

木彫りに慣れない私の手を通してなので、自然界にある元の美しい木の姿とは程遠く申し訳ないが、それでも小さな小さなこのカラフルな木々はなんだか楽しそうに嬉しそうに見える。

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